アストンのペナルティ再審請求、特別厳しい理由を知るため? アロンソは納得できておらず
中国GPのスプリントでアロンソはレース終盤にフェラーリのカルロス・サインツJr.と接触。結果的にアロンソはパンクでリタイアとなったが、接触の原因を作ったとして10秒のタイム加算ペナルティとペナルティポイント3点を科された。
スチュワードは「運転基準のガイドラインに従って」アロンソへの措置を決定したとしているが、アロンソは自身に非があるとは考えていなかった。そして、チーム側はマイアミGPを前にこの一件について再審請求を行ない、5月3日に新証拠についてのヒアリングが実施される予定となっている。
アロンソはこの件について詳しくは語りたがらなかったが、アストンマーティンが追い求めている重要な答えがいくつかあったと話した。
なおアロンソはオーストラリアGP決勝でのジョージ・ラッセル(メルセデス)との一件など、最近のレースインシデントについて、なぜ自らが特段に厳しく扱われているのか、ある程度明確にしたがっている。
「様々な見解があるのは言うまでもないことだ。それはどんなスポーツでもあることだからね」とアロンソは言う。
「TVでサッカーを観ていても、どのチームを応援しているかで、イエローカードかレッドカードか、そうではないのか決まってくるし、常に僕らは様々な意見を持っている」
「でも中国GPでは、99%の人がスプリントとそのバトルを楽しんでいたと思う。そして僕は、このレースで最も厳しいペナルティを受けた」
「だからちょっと混乱したのかもしれない。明日(のヒアリングで)どうなるか様子を見てみよう」
アロンソはオーストラリアGPと中国GPで自らに科されたペナルティについて、そうした決定が下された理由について答えを得ることが自分とチームにとって重要だと語った。
「ルールはルールだし、僕らもそれは受け入れる」とアロンソは言う。
「同意することもあれば、同意しないこともある。でも彼ら(スチュワード)にはそうした決定を下す権限全てがあって、彼らはルールを理解しているから受け入れる必要がある」
「でも僕が話してきたように、オーストラリアと中国の2戦で僕は最も厳しいペナルティを受けた。だから何も問題が無かったことや、何も起きていなかったことを確認できればいいね」