「幼少期の伊藤さんは、父親の仕事の関係で、伯母の家に家族で暮らしていました。しかし、伊藤さんが2歳のときに父親が蒸発。その家を出なければならなくなり、伊藤さんは1人で母親の友人宅に預けられたそうです」

 伊藤の姉と、兄であるお笑いコンビ『オズワルド』の伊藤俊介は別の知人宅に預けられたという。

「その間に母と伯母が必死で働いて、どうにか3か月ほどで新たな住まいが見つかったそうです。その家は狭いボロボロのアパートでしたが、母と伯母、子ども3人で暮らしたんだとか。小学2年生ごろまでその生活が続き、やっと団地に引っ越した際には、アパートよりも広く豪華に感じて“豪邸だ!”とハシャいだといいます」

地元での評判と学生時代の沙莉

 その後も、伊藤は母と伯母の手で育てられた。

「主にお母さんが働きに出て、伯母さんが子どもたちの世話や家事を担当していたようです。お母さんはいつも軽トラックで仕事に行って、ペンキまみれのつなぎ姿で帰宅することもあって……。女手だけだったので大変だったと思いますが、礼儀はしっかり教えていて。沙莉ちゃんも俊介くんも、会うといつもきちんと挨拶をしてくれました。今では2人ともすっかり人気者になって、このあたりの住民の自慢です」(伊藤の地元住民、以下同)

 今は地元を離れてはいるが、たびたび帰省している。

「大人になっても家族仲がとても良く、伊藤さんが帰省するとお母さんや伯母さんと近所のお店に外食に行くこともあるそうです。よく行く蕎麦屋さんでは、家族といるときでも、声をかけられると快くサインや写真の撮影に応じてくれるんだとか」

 子役をやっていたこともあり、地元では昔から知られた存在だったという。

「近所では“小学校の学芸会でも演技が上手だった”と、評判になっていました。昔から心の強い子で、中学では強気な“ボス的存在”だったとも(笑)」

 高校でも人気者で、

「テレビで見る姿と変わらない明るい性格とかわいいルックスで、とにかく“爆モテ”していました。あまり話したことがない同級生にもすごく気さくに話しかけていて、かなりフレンドリーでした」(伊藤の知人)