20日、熊本市の住宅街に発砲音のような音が響き、51歳の男が公務執行妨害で逮捕された事件で、男の部屋に拳銃はなかったことが分かりました。

 中国籍とみられる男(51)は、20日午後4時半ごろ、刃渡りおよそ8センチメートルのはさみを警官の盾に数回突き付けたとして、公務執行妨害の容疑で逮捕されています。

 警察によりますと、容疑者の部屋から見つかった十数丁のモデルガンのようなものの中に、本物の拳銃はありませんでしたが、引き続き、慎重に調べています。

 容疑者は「はさみを突き付けたことは認めるが、公務執行妨害にあたるとは思っていない」と日本語で供述しています。

 熊本市教育委員会によりますと近隣の小学校は見守り下校を実施したということです。