Netflixで配信されているドラマ『涙の女王』は、クイーンズグループ法務理事ペク・ヒョヌ役のキム・スヒョンとヒョヌの妻でクイーンズ百貨店社長ホン・ヘイン役のキム・ジウォンが素晴らしい演技を披露したドラマである。

本作にはキム・スヒョンとキム・ジウォンの他に、ヘインの大学同期でM&A専門家ユン・ウンソン役のパク・ソンウン、ヘインの弟でクイーンズマート代表ホン・スチョル役のクァク・ドンヨンも出演しており、とても見ごたえのあるドラマだった。
そんな『涙の女王』で、クイーンズグループ副会長ホン・ボムジュン役を演じているのが、チョン・ジニョンである。
彼の代表といえば、何と言っても『風の国』と『トンイ』だろう。
『風の国』は高句麗(コグリョ)を舞台とした時代劇で、高句麗第3代王の無恤(ムヒュル)役をソン・イルグク、扶余(プヨ)の王族の娘で医女であるヨン姫役のチェ・ジョンウォン、扶余の黒影(フギョン)トジン役のパク・コニョンが出演している。
このドラマでチョン・ジニョンは、無恤の父親で高句麗第2代王のユリ王役で出演していた。

ドラマで培ってきた演技力

『トンイ』は、朝鮮王朝第19代王・粛宗(スクチョン)の時代を舞台にした時代劇で、その粛宗をチ・ジニが演じており、主人公のトンイこと淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)をハン・ヒョジュが演じていた。
さらに、「朝鮮王朝三大悪女」の1人である張嬉嬪(チャン・ヒビン)役をイ・ソヨン、粛宗の継室の仁顕(イニョン)王后役をパク・ハソンが務めていた。
このドラマでチョン・ジニョンは、捕盗庁(ポドチョン)の従事官ソ・ヨンギ役で出演していた。
彼は上記の作品の他にも、『ラブレイン』では2012年の美術教師ソ・イナ役で出演し、『クイーンメーカー』ではキム・ヒエ扮するファン・ドヒを訪ねてきた謎の老人として登場している。
チョン・ジニョンは、これからも自身の演技でファンを楽しませてくれるだろう。彼の活躍がとても楽しみだ。
文=大地 康