5月20日、Disney+シリーズ『捜査班長 1958』(MBC)に主演した俳優イ・ジェフンのインタビューが行われた。

10%前後の高い視聴率で続編への期待も寄せられた『捜査班長 1958』だが、イ・ジェフンが主演した『模範タクシー』や『シグナル』も続編に対する要望が高かった。
そのことについてイ・ジェフンは「いつも物語がどのように帰結され、どんなことが起きるかについて想像しながら作品を見るようになった。そんな僕の心が演技をすることと同時に、人々に伝わるようだ。だから続編に対する期待感を持ってくださるのでは。僕としては多くの方から関心と愛情を受けて、その後の話を期待してくださるのがとても光栄だ。そういう部分において僕も期待しているし、早く続きを演じたいという気持ちが毎回生まれる」と語った。 
主に“正義の味方”であるキャラクターを演じてきたイ・ジェフン。何か特別なこだわりはあるのだろうか。
「人々が関心を持ち、見たがる話は『これだ』と、直感的に思うようだ。人々が望む因果応報を作品で擬似体験し、ストレスを解消したがっている。だからそういう作品がヒット、僕も惹かれると思っている。今後もこういうストーリーが、僕の出演作の以外で姿勢と心で通じ合う部分があるのでは。僕自身もより多様な姿で一つのカラーに留まらない演技が必要だと思っている」
彼は自身が追求するヒーロー像について、次のように語った。
「僕はマーベル・シリーズが大好きで、ヒーローものをずっと選んでいるのかもしれない。例えば『模範タクシー』のキム・ドギはバットマンみたいだと思った。黒の騎士みたいだと。『捜査班長 1958』のパク・ヨンハンはスーパーマン。誰もが必要とする人で、こんな人が多ければ暮らしやすい世の中になるだろうなと。こういう人が多くなれば、世の中がもう少し美しく、我々が不安がらずに暮らせると思うようになった」
ところが、実際のイ・ジェフンは「全然ヒーローなんかじゃない」と笑う。
「だから最近、言動が慎重になっている。演技的にはそろそろロマンス作品もやりたい。誰よりもロマンスを恋しがっているのに、オファーが来ないのが不思議。今の僕の容貌は永遠ではない。一日でも若いうちにラブコメやロマンス作品に出演して恋を描く若い姿を残しておきたい。僕にぜひ任せてほしい」
とはいえ、来年までのスケジュールはぎっしりと埋まっているとか。
「ありがたいことに、出演作がシリーズ化していくので、来年まで新作に入る暇がない。だから(ロマンス作品の)オファーが来ないのかなとも思った。でもスケジュールは調整できるし、なんなら『模範タクシー』シーズン3の撮影を少し先延ばしにしてもいいんじゃないかと、個人的には思う(笑)」
シーズン3の制作が決まった『模範タクシー』の他にも、『シグナル』の脚本家キム・ウニがシーズン2の台本を執筆している状況だ。イ・ジェフンは「いま、第2話まで書かれたと聞いた。今回はもっと話数を増やしてお話されそうだ。運命だと思う。僕も待ち望んでいた」と期待感を表した。
『シグナル』で共演したチョ・ジヌン、キム・ヘスらとの再会については、「先輩たち(が出演するかどうか)の話は聞いていない。でもぜひお会いしたい。まさか、僕がいないってことはないはずだ(笑)。台本を見せてくださるとおっしゃっていたので、待っている。早くやりたい」と話した。
(記事提供=OSEN)