5月19日、東京競馬場で行われた牝馬クラシック第2戦、オークス(G1・芝2400m)は、チェルヴィニアが桜花賞13着から巻き返してG1初制覇を飾った。牝馬二冠を狙ったステレンボッシュは2着に敗れた。

オークス、レース後ジョッキーコメント
1着 チェルヴィニア
C.ルメール騎手
「ただいま!すごく嬉しいですね。怪我の後に戻ってくるのはなかなか難しいですね。今日はオークスでしたし、大きなありがとうを言いたいですね。僕の奥さん、バーバラさん感謝します。ドバイで落ちた時、大きなサポートをしてくれました。彼女のおかげで今日は元気に乗れました。前から僕の大変な時期にずっと隣にいました。だから今日は彼女の勝利です。バーバラさん、愛してる。去年G3勝った時は、高いポテンシャルを見せてくれました。 絶対クラシックに行けると思いました。残念ながら前走桜花賞でいい結果を出すことができなかったのですが、今日は勝つ自信ががありました。直線では本当のチェルヴィニアが見れました」

2着 ステレンボッシュ
戸崎圭太騎手
「返し馬からいい感じでした。1、2コーナーはタイトでしたが、冷静に走れていたと思います。直線では前も開いてスムーズでしたが、前に一頭いましたね…」

3着 ライトバック
坂井瑠星騎手
「レース前のテンションは変わりませんでしたが、実戦ではしっかり折り合ってくれました。勝ち馬をマークして運べましたし、最後も脚を使ってくれました。上位は強かったのですが、よく頑張ってくれました」

4着 クイーンズウォーク
川田将雅騎手
「桜花賞とは違ってしっかり走れました。素晴らしい走りが出来ました」

5着 ランスオブクイーン
横山和生騎手
「難しいところがあると聞いていましたが、能力を出し切れればこのくらいは走れると思っていました。距離も問題はなかったです」

【動画】ゴール前を制したチェルヴィニア…オークス直線

武豊「距離が長いかも…」

オークス・スウィープフィートと武豊騎手

6着 スウィープフィート
武豊騎手
「折り合いはついたし、道中も良い感じでした。4コーナーでも良い感じで回って来れましたが、最後は伸び切れなかったです。若干距離が長いかもしれません」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 5月19日、東京11Rで行われた第85回オークス(3歳オープン・牝・G1・芝2400m・1着賞金=1億5000万円)は、C.ルメール騎乗の2番人気、チェルヴィニア(牝3・美浦・木村哲也)が勝利した。1/2馬身差の2着に1番人気のステレンボッシュ(牝3・美浦・国枝栄)、3着に3番人気のライトバック(牝3・栗東・茶木太樹)が入った。勝ちタイムは2:24.0(良)。

桜花賞馬ステレンボッシュは2着

オークス・チェルヴィニアとC.ルメール騎手

 クリストフ・ルメール騎手の鮮やかな手綱さばきでチェルヴィニアを勝利に導いた。道中は中団外目を進出。直線では坂を駆け上がって、内から抜け出しを図った桜花賞馬ステレンボッシュを捕らえて、ゴール前できっちり差し切った。牝馬二冠を狙った桜花賞馬のステレンボッシュは惜しくも2着に敗れた。殊勲のC.ルメール騎手は「直線では良い脚で伸びてくれました。本当のチェルヴィニアを見せてくれました」と、同馬の走りを賞賛した。

チェルヴィニア 5戦3勝
(牝3・美浦・木村哲也)
父:ハービンジャー
母:チェッキーノ
母父:キングカメハメハ
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 チェルヴィニア C.ルメール
2着 ステレンボッシュ 戸崎圭太
3着 ライトバック 坂井瑠星
4着 クイーンズウォーク 川田将雅
5着 ランスオブクイーン 横山和生
6着 スウィープフィート 武豊
7着 サンセットビュー 三浦皇成
8着 エセルフリーダ 武藤雅
9着 アドマイヤベル 横山武史
10着 ホーエリート 原優介
11着 ラヴァンダ 岩田望来
12着 コガネノソラ 石川裕紀人
13着 サフィラ 松山弘平
14着 ミアネーロ 津村明秀
15着 パレハ 田辺裕信
16着 タガノエルピーダ M.デムーロ
17着 ショウナンマヌエラ 岩田康誠
18着 ヴィントシュティレ 北村宏司