アマゾンに虚偽の返品申告、配送された交換品も盗む 「システムの隙つき巧妙」男に懲役4年 神戸
判決などによると、男は知人の男(窃盗罪で有罪判決)らと共謀して2022年6月下旬、アマゾンで架空の人物のメールアドレスで作ったアカウントを使って購入したカーナビなど21点について、「商品に不具合か損傷がある」と虚偽の返品理由を入力して交換品を配送させ、神戸市内のコンビニで受け取るなどした。
男らは、購入商品を返品しなければ決済される交換品の代金支払いを逃れていた。同様にほかにもカーナビなど8点を盗んだとされ、起訴された被害総額は200万円を超えた。
公判で男は関与を否定したが、判決は一連の手続きで使われた他人名義の決済口座やデビットカード番号を管理していたことや通信アプリでのやりとりから、指示役の役割を果たしたと指摘した。
また、男は判決で新型コロナウイルス対策の持続化給付金計800万円をだまし取ったとする詐欺罪も認定された。