2024年問題解決の一助になるかもしれません。
東京駅のイベントに出品するため5月17日朝、JR鹿児島中央駅で新幹線に積み込まれた鹿児島の特産品が先ほど東京駅に到着しました。

坂口輝記者
「鹿児島の魅力が詰まったカツオのたたきとぢゃんぼ餅が、今ホームに運ばれてきました。新幹線で運ばれ東京のイベントに出品される予定です」

JR鹿児島中央駅に運ばれてきたのは、この日鹿児島港で水揚げされたカツオを使ったカツオのたたきと、同じくこの日に焼かれたできたてのぢゃんぼ餅です。

新幹線に乗せられ鮮度を保った状態で東京駅まで即日輸送され、17日と18日、東京駅で行われるイベントで販売されます。

イベントはJRグループ6社が連携して、新幹線での荷物輸送サービスが北海道の新函館北斗から鹿児島中央間まで全区間で利用できるようになったことを記念して開かれるもので、新幹線で全国から輸送された60もの特産品が出品されます。

鹿児島の特産品を乗せた新幹線は鹿児島中央駅からおよそ9時間かけて東京駅に到着しました。

全区間でつながった新幹線での荷物輸送サービスは、スピードとネットワークを生かして物を運べることが特徴で、2024年問題の解決や地方創生の一助になることが期待されています。

JR九州鉄道事業本部営業部営業課中山泰輔主査「九州各地の良い品物を東京に発信できることはうれしい。引き続き皆さんと検討していきたい。2024年問題やCO2排出削減など新幹線は貢献できる領域だと思う。モーダルシフトの受け皿になれば」