316日午後、カンテレ『ウラマヨ!』で、2024年春以降、関西に続々と誕生する新たなおでかけスポットを特集。ちょっと先の春が楽しみになる、その裏側をのぞき見しました。

 今回の番組は、「この春関西にオープン!おでかけスポット超先取り裏側予習SP」と題して、大阪府箕面市の『みのおキューズモール』に新登場するSTATION棟や、岸和田市にできる大型商業施設「WHATAWON(ワタワン)」などについて紹介。店舗を誘致する営業マンの苦労や、文字通りゼロから施設を作る経営者のアツい思いなどに迫りました。

 その中で登場したのが、神戸市内で心機一転新たなスタートを切る神戸ポートタワーと神戸須磨シーワールド。

 ポートタワーは高さ108m、これまで約60年間、神戸の街を見守って来た神戸のシンボルですが、耐震補強をメインに約2年間大規模改修工事を行っていて、426日いよいよリニューアルオープンとなります。

「お店も全てリニューアル致しまして、展望だけでなく違うコンテンツも楽しめるタワーとなっています」と胸を張るのは、神戸ウォーターフロント開発機構の森倫也さん。

 かつてのポートタワーの中には、休憩するための喫茶店や食堂しかありませんでしたが、今回人気アパレルブランドのビームスジャパンが兵庫初出店。県産の素材を使った料理やスイーツが楽しめるカフェ&レストランもできます。

 そして展望フロアや神戸限定のお土産が買えるショップがオープン。中でも注目なのが回転フロアのカフェ&バーで、元々喫茶店のあった所がオシャレにパワーアップ。360度神戸の景色を眺めながらお酒を楽しめるようになるそうです。

 またリニューアル後はタワー最上部「PORT OF KOBE」と書かれた部分の上にある屋上にも登れるようになり、高さ100mの場所で六甲山から港までが一望。さらにはこれまで出来なかったLEDによる“カラーのライトアップ”も可能に。こちらはオープンに先行して既に行われています。

 もう一つのスポット『神戸須磨シーワールド』は、元々この地にあり20235月に35年の歴史に幕を下ろした須磨海浜水族園のいわば後継施設。神戸市が再整備と運営を民間企業に委託し、20246月にグランドオープン予定です。

 実に17000点以上もの生き物に出会うことができ、最大の目玉は関西で唯一シャチが観られる「オルカスタディアム」。大迫力のパフォーマンスを間近で楽しめるだけでなく、ここには西日本初となるシャチを眺めながら食事ができるレストランも登場します。

 そのほか、施設内は生き物たちの生息地ごとにエリアが分けられ、例えば六甲水系を再現したエリアには、瀬戸内海にすむ生き物や須磨近郊に生息する絶滅危惧種の魚たちが。そして熱帯の海を再現したエリアでは、開業準備室の大澤彰久さんによると「カクレクマノミやナンヨウハギ、小さなスズメダイたちも入れます」とのこと。

 加えて、大澤さんがイチ押しするのが屋上の展示スペース。ウミガメやアシカ、マゼランペンギンといった生き物たちに出会えるそうで、水中からだけでなく陸上部分も周りのウッドデッキから観ることができます。

 さらに、敷地内にはホテルも同時オープンし、イルカにエサをあげられるプールを整備。飼育員の解説を聞きながらエサをやったりふれ合えたりと、特別な体験ができるようになるということです。

 改修工事などを経て新たなスタートを切る神戸の2つの観光スポット。楽しみなオープンまで、あと少しの辛抱です。


(関西テレビ316日(土)午後1時放送『ウラマヨ!』より)