KUHL JAPANが展開するカスタムブランド「VRARVA(ブラーバ)」シリーズ第3弾となるコンプリートカー「IO(イオ)」の実車が展示されました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

「めちゃ欲しい!」と反響の声も多数!

 KUHL JAPANは2024年3月20日から25日まで、名古屋・栄で開催された「KUHL&VRARVA 1st POP UP イベント in ラシック」で、計6台もの車両を展示しました。
 
 そのなかで注目を集めているのが、カスタムブランド「VRARVA(ブラーバ)」シリーズ第3弾となるコンプリートカー「IO(イオ)」です。いったいどんなクルマなのでしょうか。

 クールジャパンがプロデュースするブラーバは、長きにわたって培ったエアロ製造技術や独自ノウハウのほか、多機能工作機械や3Dプリンターを駆使した最先端のモデリング技術を用いて、唯一無二のデザインを具現化するブランドです。

 コンセプトは「感性を刺激するデザイン」。サイバーマインドが感じられるスタイリングと、装甲車のようなミリタリーの世界観を組み合わせた、メカニカルで近未来なデザインが、このブランドで展開されます。

 これまで、トヨタのクロスオーバーSUV「RAV4」をベースにした「マーズ」、三菱のSUVミニバン「デリカD:5」をベースにした「オーカス」が発表されてきました。

 そして、今回展示された「イオ」は、第3弾となるコンセプトカー。スズキの軽クロスオーバーSUV「ハスラー」がベースになっています。

 まずフロントセクションは、ハスラーの特徴でもある丸目はしっかり残しつつ、スクエアボンネットや凹凸のあるグリルなどで、精悍さと未来感を演出。グリルはブラーバシリーズらしさを強調する”六角形ダクト”のデザインが採用されています。

 サイドは全幅が軽自動車規格を超えない範囲で、前後フェンダーによるワイド化(片側9mm以内)が図られています。さらにドアパネルの下部にはプロテクター、サイドシル(ロッカー)に厚みのあるステップを装着することで、まるで装甲車のようなタフさを生み出しています。

 そしてリアセクションは、左右のテールをつなぐガーニッシュのほか、バンパーにプロテクターを装着し、ゴツゴツとしたメカニカルな印象を強めています。

 今回展示された2台のデモカーでは、「フェニックスレッドパール×ガンメタリック」および「シフォンアイボリーメタリック×ウッディブラウン」という、2種類のツートンカラーが採用されています。ちなみに全ラインナップは19種類とのこと。

 なお、同社によると、後者のアイボリー×ブラウンが、今回の展示車で最も問い合わせと商談が多い、注目のクルマだったといいます。

 ブラーバシリーズ自体がカラーチョイスで大きく印象が変わるといい、「誰とも被らない自分だけの個性・オリジナリティを大いに発揮できる」とコメントしています。

 価格はベース車の仕様が「ハイブリッドG・2WD」の場合で249万円(税込)。グレードやボディカラー、オプションは自由に選択できます。