2024年3月26日、韓国ヒョンデのプレミアムブランド「Genesis(ジェネシス)」は、新型「Neolun(ネオルン)」のコンセプトモデルをニューヨークで公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。

豪華パープル内装の新型「ネオルン」初公開

 2024年3月26日、韓国ヒョンデのプレミアムブランド「Genesis(ジェネシス)」は、フルサイズ電動SUV新型「Neolun(ネオルン)」のコンセプトモデルをニューヨークで公開しました。

 新型ネオルンはジェネシス初のフルサイズ電動SUV。回転式フロントシート、電動サイドステップ付きコーチドア、ヒーティングシステムなどの先進機能を備え、究極のホスピタリティを実現しています。

 車名は新しいという意味のギリシャ語「neo」とラテン語「luna」を組み合わせたもの。ジェネシスの技術革新とブランドのビジョンを示しています。

 エクステリアは、無駄なディテールをそぎ落としたシームレスなデザインが特徴です。

 ヘッドライトとテールランプは2本の細いラインでデザインされ、ボディと一体化。ルーフラックもポップアップ式でボディに埋め込まれています。

 ドアは観音開き。電動サイドステップは、ドアの開閉に合わせて自動的に作動します。ボディカラーは「ミッドナイトブラック」。韓国の夜空をイメージしたといいます。

 ジェネシスのチーフクリエイティブオフィサーのルク・ドンカーヴォルケ氏は「ネオルンの斬新なデザインは月の形をした韓国の磁器の壺からインスピレーションを得たもの。時代を超越したデザインと洗練された職人技の集大成です」と述べています。

 インテリアは、韓国のホスピタリティ文化を現代的に再解釈し、快適性とくつろぎを融合させた広々とした室内空間となっています。

 韓国伝統の暖房方式「オンドル」にインスパイアされたシステムを搭載。随所に貼られた暖房フィルムにより、車内全体を効率的に暖めます。

 レザーシートのカラーはヴィンテージ風のパープルシルク、フロアはダークカラーのリアルウッドとし、リラックスムードを演出します。

 運転席と助手席は回転機能を備え、前後4席が対面できるキャビンを実現。ダッシュボード上の大型ディスプレイと天井から展開するフレキシブルディスプレイにより、さまざまなコンテンツを楽しむことができます。サウンドシステムは、トゥイーター、ミッドレンジ、ウーファー、サブウーファーを最適に配置する先進の「サウンド・アーキテクチャー」を採用。臨場感あふれるオーディオ体験を提供します。

 ネオルンは、3月29日に開幕した2024年ニューヨーク国際オートショーで展示されました。