スバルのドイツ法人は、2024年4月10日、「アウトバック」の新たな特別仕様車として「アウトバック エディション プラチナクロス」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

最上級の「プラチナクロス」誕生

 スバルが2021年から北米限定で展開している「ウィルダネス」というワイルド仕様。そのイメージカラーである”ガイザーブルー”が、日本やイタリアなどに続きドイツでも登場しました。

「アウトバック」の特別仕様車として2024年4月10日に発売された「アウトバック エディション プラチナクロス」です。

 ウィルダネスは、リフトアップやオールテレーンタイヤで悪路走破性を向上させるとともに、黒い樹脂製の専用プロテクションパーツを追加することでタフな個性を際立たせたカスタムシリーズです。北米でアウトバック、「フォレスター」「クロストレック」の3車種が展開されています。

 ウィルダネスへの注目度は北米以外でも高く、ウィルダネス風の特別仕様車がちらほら登場しています。

 日本では、ウィルダネスと同じガイザーブルーを採用した特別仕様車がフォレスターに設定され、2度発売されました。

 今回ドイツで発売となったアウトバック エディション プラチナクロスもガイザーブルーを採用しています。

 フロントグリルやホイール、ルーフレール、ドアミラーなどをブラックに統一。差し色はウィルダネスのオレンジに対してイエローグリーンとし、どことなくウィルダネスっぽい雰囲気になっています。

 この特別仕様車は最上級グレード「プラチナ」(2.5リッター水平対向エンジン搭載のAWD車)がベースとなっており、充実した装備内容に加えてHarman/Kardonのオーディオ&インフォテインメントシステム、電動ガラスサンルーフなどのオプションも満載。価格は4万8840ユーロ(約800万円)です。

「我が国でもウィルダネスを導入して欲しい」という声も多いようですが、現状それに至るのは難しいようです。まずはガイザーブルーを採用した特別仕様車の反響次第ということなのかもしれません。