1990年に「天才タマゴ」というキャッチコピーを掲げてデビューしたトヨタのミニバン「エスティマ」。そんなエスティマの次期型を予想したCG画像が公開されました。どのような仕上がりなのでしょうか。

次期型「エスティマ」はどうなる?

 1990年に「天才タマゴ」というキャッチコピーを掲げてデビューしたトヨタのミニバン「エスティマ」。

 2019年に生産終了になりましたが、近々復活するとの噂が立っており、SNSでは個人が予想する次期型エスティマのCG画像が公開されています。

 初代エスティマは「走る楽しさ」と「使う楽しさ」の両立を目指して、それまでとは異なる発想で開発された新コンセプトのミニバンで、欧米では「プレビア」という車名で販売されていました。

 フロア中央下にエンジンを75度倒して搭載することで、フラットフロアによる広くて快適な室内空間を生み出すとともに、優れたハンドリングと走行安定性を実現しました。

 スタイリングは「卵形」がテーマで、画期的なパッケージングと合わせて「天才タマゴ」とうたわれました。

 国内では2000年に初の全面改良でFF(フロントエンジン・フロントドライブ)ベースのものに刷新。2006年に2度目の全面改良を経て、2019年に生産終了となりました。

 今回注目するSNSに投稿された「プレビア スポーツ エレクトリック コンセプト」(以下プレビアEV)は、個人が独断と偏見で描いたCG画像です。

 投稿者によると、初代のイメージを踏襲しながらワイド&ロー化とともにEV(電気自動車)化。スタイリングの洗練度を高めています。

 テールランプをバンパー真上に低く配置したデザイン処理は、欧州のクラシックなスポーツカーをヒントにしたといいます。

 想定するライバル車は、フォルクスワーゲンの新型「ID. BUZZ(バズ)」。2024年末以降に発売予定のミニバンEVです。長年にわたって親しまれた歴史的名車をEVで復活させるという点でもプレビアEVとID. BUZZは共通しています。

 このCGはいうまでもなくメーカー非公認の非現実的なものです。ただ、次期型エスティマを巡る情報には、EVとして登場する見方が強くあります。

 また先進的なイメージがあるだけに、FCEV(燃料電池電気自動車)の設定もあるかもしれません。果たして天才タマゴは復活するのでしょうか。トヨタの動向から目が離せません。