高知県内は12日夜から13日朝にかけ、局地的に強い雨が降りました。本格的な雨のシーズンを前に、県庁で台風や集中豪雨などによる災害についての会議が開かれ、法改正に伴う新たな浸水想定区域の公表に向けた進捗状況が共有されました。

この会議は豪雨などによる災害の発生が予想される時期を前に毎年開かれています。洪水や高潮による浸水想定区域は国の法律で公表が義務付けられています。このうち洪水浸水想定区域については、これまで氾濫した場合に大きな被害が発生する大きな川やダムの下流河川などが公表の対象でしたが、新たに流域に住宅や要配慮者が利用する施設があるすべての河川が対象となることから、351河川分の作業が進められていることが報告されました。また高潮浸水想定区域については、四国では高知県のみが公表できていないことから、濵田知事は「作業を迅速に進めるよう」指示しました。

県はこれらの浸水想定区域の公表を2025年度末までに行い、市町村にハザードマップの作成や避難計画の更新を促進したい考えです。