【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」は3日、各国の生産態勢などを点検する監視委員会をオンライン形式で開き、現行の協調減産を維持する方針を確認した。サウジアラビアを中心とした主要メンバーが3月上旬に自主減産の期間延長を決定。中東情勢の緊迫化などに伴い、原油相場が上昇したことを踏まえた。

 OPECプラスは6月に昨年11月以来となる閣僚級会合を開く見通しだ。次回会合で、大きな政策変更に踏み切るかどうかが注目される。