16日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=153円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比2円45銭円高ドル安の1ドル=153円64〜67銭。ユーロは1円61銭円高ユーロ安の1ユーロ=167円36〜41銭。

 15日発表の米消費者物価指数(CPI)の内容などから、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを先送りするとの観測が後退した。米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を材料視した円買いドル売りが進んだ。

 市場では、米国のインフレの落ち着きを見極めるため「今後の経済指標の内容が重要になる」(外為ブローカー)との声があった。