洗練されたウエディングドレスなどブライダルデザインの第一人者、桂由美(かつら・ゆみ、本名結城由美=ゆうき・ゆみ)さんが26日、死去した。94歳。東京都出身。葬儀は行わず、追悼ショー(しのぶ会)を後日開催予定。

 パリでオートクチュール(高級注文服)を学ぶ。母親が経営する洋装学校で教えた後、1964年に日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動開始。ブライダル専門店「桂由美ブライダルサロン」を東京でオープンした。

 日本初のブライダルファッションショーを開き、婚礼衣装の主流が和服だった戦後日本にドレススタイルを提案。その後、急速に普及するきっかけをつくった。