1988(昭和63)年5月8日、大相撲夏場所が両国国技館で開幕し、3月の春場所で初土俵を踏んだ15歳の貴花田(のちの横綱貴乃花)が序ノ口で白星デビューを飾った。鋭い立ち合いから寄り倒し、ふだんなら閑散としている午前10時前の館内に拍手が沸いた。写真は父で師匠の藤島親方(左)に勝利の報告をする貴花田。