【ワシントン共同】岸田文雄首相は10日午前(日本時間10日深夜)、米ワシントンのホワイトハウスでバイデン大統領と会談した。幅広い分野で関係を強化し、強固な日米同盟を国際社会にアピールしたい考えだ。会談後、合意事項を盛り込んだ共同声明を発表する。

 日本の首相として9年ぶりの国賓待遇による訪米。会談では、覇権主義的な動きを強める中国、ロシアをにらみ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持に連携して注力する方針を表明する。宇宙やサイバー対策などの安全保障協力で一致する見通しだ。日米双方の投資拡大や人材交流促進も確認する。