大相撲春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たした尊富士の出身地、青森県五所川原市は25日、新たに「市民栄誉賞」を設けて第1号を尊富士に贈ると発表した。

 佐々木孝昌市長は優勝が決まった24日、記者団に「地元にこれほどの感動を与えてくれた」と述べ、賞創設と授与の意向を示していた。市によると、具体的な授与の日程などは今後決める。

 また青森県も25日、尊富士に県褒賞を授与すると発表した。力士に贈るのは9人目で、尊富士の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が横綱に昇進した1990年以来だという。