【ニューヨーク共同】米司法省は2月29日までに、アラスカ航空のボーイング製小型機737―9(MAXシリーズ)の機体の一部が飛行中に吹き飛んだ事故で、ボーイングに刑事責任があるかどうか調査を開始した。

 2018年と19年の墜落事故では、ボーイングが罰金など約25億ドル(約3750億円)を支払い、司法省は刑事訴追の猶予で合意した。CNNテレビによると、司法省は今年1月の事故での不備が訴追猶予の条項に当たるかどうか調べている。

 事故では機体側面の開口部をふさぐ窓付きの「ドアプラグ」が吹き飛んだ。運輸安全委は、ボルトがもともと取り付けられていなかったことが原因との見方を示した。