【エルサレム、テヘラン共同=久下和宏、渡会五月】イスラエル軍のハレビ参謀総長は15日、イランの攻撃に「相応の措置を取る。軍はイランや親イラン組織の脅威に対応する用意ができている」と述べ、反撃する意向を示した。米ニュースサイト、アクシオスは、イスラエルのガラント国防相が14日のオースティン米国防長官との電話会談で「反撃せざるを得ない」と伝えたと報じた。

 米CNNテレビは16日、米政府高官の話として、イスラエルが反撃は「限定的な範囲」になると米政府に伝えたと報じた。イスラエルはイランの攻撃による被害が小規模にとどまったことを踏まえ、紛争拡大の回避を優先しているもようだ。