京都大学は22日、2月7日に実施した情報学研究科の大学院入試で合否判定にミスがあり、1人を追加合格にしたと発表した。英語の配点を誤って成績計算していた。

 ミスがあったのは修士課程データ科学コース。TOEFLのスコアを使う英語の配点を、学生募集要項に記載した100点満点ではなく、50点満点で計算し、合否判定を行っていた。受験生からの指摘でミスが発覚した。

 追加合格者に経緯の説明と謝罪を行ったところ、入学の意向を示したため、5月入学で対応するという。京大は「合否判定資料の作成と確認を担当者1人で行っており、誤りを発見できなかった」としている。

 同コースの入試は4月期入学分と10月期入学分を合わせて行い、27人が受験。計9人の合格を2月16日に発表していた。