世界各地の子どもたちの絵をつなぎ合わせる「世界一大きな絵2024」プロジェクトに参加している滋賀県長浜市の北郷里小でこのほど、全校児童約150人が力を合わせて描いた絵の引き渡しが行われた。校訓の「自立」をイメージした5メートル四方の絵が披露された。


 プロジェクトは、絵で世界を一つにしようと、NPO法人アース・アイデンティティー・プロジェクツ(東京都)が全国の市町村などに呼びかけて行っている。今回は、パリ五輪・パラリンピックに合わせ、国内35市町から寄せられる絵35枚とパリの子どもたちが手がけた約70枚の絵をパリで披露した後、11月に全ての絵をつなぎ合わせ、再びパリで展示する。


 北郷里小は長浜市を代表して、約4カ月かけて取り組んだ。絵は校訓にちなみ、「一歩一歩踏み出す自立の足」を花咲く道の先に描いた。


 今月2日にあった絵の引き渡しには、同NPO法人の会長で大津市出身の河原裕子さんが参加した。完成までの写真がスライドショーで流された後、河原さんが絵を受け取り「一人一人が協力すれば、これほど大きな絵も完成させることができる」と話した。