“ロールモデル”が身近にいない問題

 モデルでタレントの菜々緒さんが、2024年3月7日(木)に、「EVE(イブ)」が主催する「BeliEVE Project」発足イベントに出席しました。「BeliEVE Project」プロジェクトアンバサダーである菜々緒さんの他に、ゲストとしてお笑いタレントの横澤夏子さんも出席しました。

 翌日8日(金)の「国際女性デー」に合わせて始動した「BeliEVE Project」のアンバサダーに就任した菜々緒さん。今回の就任について、「私は、以前からEVEの皆さんは、女性が直面する社会課題の解決に取り組んでいるのを間近で見させていただいていましたし、反発のムービーを撮影させていただいた時とかも、ブランドさんの想いに共感させていただいていたので、今回こういった形で皆さんとプロジェクトを進めていけることを嬉しく思っています!」と、コメント。

 イベントにちなんだ質問として、女性たちがライフステージの変化と共に社会生活を送る中で“ロールモデル”が身近にいない問題について、意見を聞かれた菜々緒さんは、

「ロールモデルは必要だと思うけれど、いなくても全然問題ないと思います。どうしても何か自分とは別のポテンシャルだったりとか、能力だったりとか全く違う人間をロールモデルにすることによって、その人と同じようにできなかった自分を無意識のうちに責めたりする場合もあると思うんですよ」と意見を述べつつ、「とにかく『自分がどうしたいのか?』っていうところを突き詰めていくと、自ずと本当に自分がやりたい方向性というのが見えてくると思うので、とにかくロールモデルがいてもいいし、いなくても、自分自身が“本当はどうしたいか”っていうのを常に考えていくことの方が、私はいいなと思います」と力強いメッセージ。

 同席していた横澤さんは、「かっこいい!」と、菜々緒さんに強く共感していました。

妊娠とキャリアの両立について

 現在3児の母として、育児と仕事を両立する横澤さん。自身が感じる、キャリア面での“壁”について、「焦っちゃたりだとか、岐路に立つことが多い」と打ち明けるシーンも。

 妊娠とキャリアの両立が困難な社会について菜々緒さんは、「そこは男性よりも、どうしても月に1回の体の変化を抱えながらやっていくっていうのは、フェアじゃないですよね。その中で対等にやっていくというのは不可能に近いことなので、そういったところをケアしてもらったりとか、できないことを補ってもらったりとか、ということをする世の中になって欲しいですね」と、胸の内を語りました。

 一見、性別関係なく活躍できる社会にみえる世の中ですが、依然としてライフステージが進むにつれ “女性だから”という理由でキャリアを諦めている人たちが存在していることについて、男女のギャップを埋めていき、ジェンダーキャリアギャップ指数をゼロにすることを目指す「BeliEVE Project」。

 プロジェクトの第一弾では、働く女性の“見えない痛み”をAIによって集め、分析し、言語化する、対話型×生成型AIツール「BeliEVE Your voice AI」をローンチ。AIの力を通じて、多くの女性たちが抱える“見えない痛み”に対して「安心して話せる環境」「人に相談できないモヤモヤとした気持ちを言語化すること」の両立を目指すサービスの提供が開始されました。

(LASISA編集部)