“再配達有料化”配達員はどう思ってる?

「PYKES PEAK」が、物流の「2024年問題」を前に、「再配達問題」に関する調査を実施し、その結果を発表しました。調査は、2023年10月、全国の配達員163人・消費者53人を対象に行われました。

 それによると、配達員に「再配達は有料化すべきだと思うか」という質問をしたところ、約75%の配達員が「有料化するべき」と回答しました。さらに「宅配ボックスが普及してほしいか」という質問についての質問に対し、ほぼ全ての配達員が「普及してほしい」と回答しました。

 受け取る側が不在の場合、どのような気持ちなのでしょうか。「お客様不在時ストレスを感じますか?」という質問に対し、「強く感じる」が23.9%、「まあ感じる」が39.3%という結果となり、約6割が「不在」にストレスを感じていることが分かりました。さらに「日時指定の不在と通常配達の不在のどちらがストレスか?」という質問に対し、9割以上が、日時指定の不在にストレスを感じている子と回答しました。

再配達を依頼する際に申し訳なさを感じますか?/「PYKES PEAK」調べ

消費者は「申し訳なさ」感じる一方で…

 一方、消費者側は再配達に対し、どのような感情を抱いているのでしょうか。「再配達の依頼時に、配達員に対し申し訳なさを感じるか?」という質問に対し、「申し訳ないと感じる」と回答した割合は約95%と大多数を占めました。消費者としても、わざわざ同じ場所に何度も配達してもらうのは、罪悪感を感じていることがわかりました。

 しかし、「物流の2024年問題に対し何らかのアクションをとったことはありますか?」という質問に対し、具体的な行動をとったことがある消費者は17.5%と低い水準でした。罪悪感はありつつも、何をしたらいいのかわからない、コストをかけるまでには踏み切れていない消費者が多いと考えられます。

 今回の調査で、申し訳ないと感じつつも、多くの人が実際に行動に移せていないことが明らかになりました。

 みなさんは物流の2024年問題に対し、どんな対策を行っていますか?

(LASISA編集部)