非常口マーク、緑と白に違いがある?

 警視庁警備部災害対策課のX(旧ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)が投稿した「非常口マーク」に関する内容が現在1.4万いいねを獲得するほど、注目を浴びています。

2024年4月17日(水)2024年4月の上旬に、豊後水道を震源とするマグニチュード6.6、最大震度6弱の地震が発生しました。南海トラフ地震の直接的な影響は否定されていますが、災害時に少しでも冷静に行動するためには防災の知識を深めていく必要があるでしょう。

まもなく、大型連休に突入します。ゴールデンウィークは他県へとお出かけする人も多いのではないでしょうか。よく知らない場所で災害に遭った場合、どこに逃げるべきかが明確でなければ混乱の元です。この機会に「非常口」マークについて知っておきましょう。

 アカウントの実際の投稿では、
「非常口を示すマークに種類があるのをご存知ですか?背景が緑色のマークと白色のマークがあり、それぞれ意味が違います」
2種類の非常口マークを提示しています。

 マークをみて、「非常口」を示していることがわかる人は多いと思いますが、違いを答えられる人は少ないのではないでしょうか。
ぱっと見て、明確な違いを答えるなら背景が緑か白かというところでしょう。何か違いがあるのでしょうか。

 警視庁のアカウントによると、「背景が緑色のものは非常口そのものを示しており、白色のものは非常口の方向を示しています」とのこと。

 さらに、「宿泊施設等で夜間に避難する際は重要な目印になります。覚えておきましょう」とアドバイスしています。

 投稿を見たユーザーは、
《知らなかった》
《これはぜひ避難訓練の際に子供たちにも覚えてほしいですね》
《いつもためになる情報をありがとうございます》
と感謝のコメントが集まりました。

わかりにくすぎる…との声も多数

 一方で、多数寄せられていたのが、「わかりにくい」という意見。
《なぜこんなわかりにくいデザインに》
《分かり辛いにもほどがある》
《書かれないと違いが分からないというのは非常時には問題になるのではないかな》
《非常時には、混乱すると思います》
など、説明が必要なデザインは問題がある、という意見も相次ぎました。

 また、《せめて「非常口はこっち」の“こっち”を入れることはできないんでしょうか》
《非常口そのものなら、矢印はいらないのでは?》
など、もう少し分かりやすいデザインを提案するユーザーの声も寄せられていました。

 皆さんは、2種類の非常口マークの違いを知っていましたか?

(LASISA編集部)