相次ぐ日々の値上がりラッシュ、食卓に大打撃ですよね…! 節約も兼ねてお弁当作りをする方も増えている今、「明日のお弁当どうしよう?」と悩む方も少なくないはず。

かつてIT企業に勤めていた杉森千紘さんも、多忙から日常的に食生活が乱れ気味となり、当然のことながら食費も高額になっていたんだそう。杉森さんは一念発起し、節約と健康のため2006年よりお弁当作りをスタート。せっかくなら記録していこうとこっそりはじめた「東京弁当生活。」が、いつのまにか月間100万PV超えという大人気ブログに成長!

杉森さんいわく「自分の『好き』をお弁当箱に詰めればよし!」ということで、手作りのお弁当をもっとラクに、もっと楽しくするおススメのお弁当レシピとヒントをうかがいました。

※本記事は杉森千紘著の書籍『新装版 東京弁当生活帖。』から一部抜粋・編集しました。




小腹にバナナケーキ弁当

■MENU
今回のお弁当内容


★バナナケーキ(下記レシピあり)

夜食及び朝食対策弁当。
りんご同様バナナも固めでちょっと酸っぱいくらいが好みなもので、うちのバナナはちょっとでもシュガースポットが出てくると製菓及びスムージー用の戦力外通告を受けてすみやかに加工されます。
昔読んだ森村桂さんの『忘れんぼのバナナケーキ』が大好きで、あんなふうにしっとりずっしりしたのを作りたいなと思いながらずっと試行錯誤しています。
会社でおすそ分けする用にラップで包んで個包装します。



■「バナナケーキ」
◆材料20cm パウンド型1台分
バナナ(完熟)…2本
薄力粉…100g
ベーキングパウダー…5g
バター…100g   
卵(Mサイズ)…2個(約100g)
砂糖…50g
ラム酒…大さじ1

◆作り方
1 薄力粉、ベーキングパウダーは合わせてふるう。卵、バターは常温におく。 

2 ボウルにバターを入れて混ぜ、なめらかになったら砂糖、ラム酒、卵を順に加えてその都度泡立て器でよく混ぜ合わせる。

3 2のボウルに1の粉類を加えてゴムべらでさっくり混ぜ、つぶしたバナナを加えてざっと混ぜる。

4 オーブン用ペーパーを敷いた型に3の生地を流し入れる。200℃に予熱したオーブンで約20分焼く。粗熱をとり、冷蔵庫でよく冷やしてから切り分ける。

●粉、バター、砂糖、卵が同量のカトルカールがベースです。

◆PROFILE
杉森 千紘/ブログ『東京弁当生活。』管理人。国際線CAとして勤務の後、東京でのIT企業勤めを経て、現在はフリーランス。2006年より節約と健康のため弁当作りをスタート。どうせならメモっておこうとこっそりはじめたブログ『東京弁当生活。』が、いつのまにか月間100万PV超えの人気に。愛用の台所道具などのコンテンツも人気を集める。現在は京都在住。




著=杉森千紘/『新装版 東京弁当生活帖。』