「Webライターって長く続けられるの?」
「継続するためにやっていることはある?」

未経験からWebライターを始めようとしている方の中には、このような不安を持つ人もいるのではないでしょうか?

フリーランスには定年がないので、何歳まで働くかは自分次第。長く続ければ続けるほど、人生の活力になるでしょう。

そこで今回は、40代で事務職からフリーランスWebライターに転身した大江かこ(@kakoworks1)さんにお話を伺いました。

今回の記事では、フリーランスWebライターを長く継続するためにやっていることを教えてくれています。


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こんにちは!Webライターの大江かこです。

事務職として様々な企業で働いた後、43歳のときに未経験からWebライターに挑戦しました。きっかけはコロナ禍で仕事が決まらず、在宅ワークに興味を持ったこと。

初案件は文字単価0.1円でしたが、Webライティングの基礎を学び、諦めずにやり続けたことで目標の報酬を達成できました。

今は事務職の経験を活かしつつ、Webライターをしながらオンライン秘書やInstagram運用代行など、幅広く仕事をしています。

今回は、40代で事務職からフリーランスWebライターになった私が、長く継続するためにやっていることを3つお伝えします。

Webライターとして長く活動したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください!



作業環境を整える

ひとつ目は、作業環境を整えることです。フリーランスWebライターとして活動していると、パソコンに向かう時間が多くなり、想像以上に腰や肩に負担がかかります。

Webライターを始めたばかりの頃、私はダイニングテーブルにノートPCを置いて執筆していました。すると、肩や腰が辛い状態になってしまったのです。

このような経験から、早いうちに作業環境を整えた方が身体への負担も少なく、効率的に作業ができると感じます。

私はWebライターを始めて半年ほどで、3つのアイテムを購入し、リビングの一角に仕事用のスペースをつくりました。購入したものは以下の通り。

・机⇒無印良品(木製デスク)


・モニター⇒EIZO(FlexScan EV2480-ZBK 23.8型モニター)


・椅子⇒オカムラ(CG-M メッシュタイプ ホワイトフレーム 肘なし)


私の周りでは「机とモニターは手頃な価格のもの、椅子はオフィス用を選ぶ」という人が多い印象です。

これらのアイテムを揃えたところ、私自身、肩こりや腰痛がかなり改善されました。さらに幅のある机を設置したことでモニターを置く場所も確保でき、眼精疲労の軽減にもつながったのです。
23.8型のモニターであれば、画面を2分割しても見やすいサイズを保てます。そのため画面左側にWebサイト、右側にGoogleドキュメントを開いた状態で執筆が可能です。
作業環境を整えるといっても、わざわざ仕事部屋を設ける必要はありません。部屋の一部に机が置ければ十分なので、ぜひ自分専用の仕事場をつくってみてください。



体をメンテナンスする習慣をつけた

2つ目は、体をメンテナンスする習慣をつけたこと。在宅ワーカーは会社員と違って通勤がないため、家事の時間以外はパソコンの前に座りきり......という日も多いです。

そのため、運動や体のメンテナンスは欠かせません。

私は運動不足解消のため、毎日お昼前に30分ほど家の近くを散歩しています。習慣化できたポイントは以下の通り。

・毎日時間を決めること
・散歩と買い物を組み合わせる
・飽きないよう散歩コースを複数持つ

散歩以外に「コンビニやドラッグストアで買い物する」という目的があれば、外に出るのが面倒な日も強制力が働きます。気分転換になるよう「神社に寄るコース」などをつくっておくのもおすすめです。


また、40代になると疲労が回復しにくいので、時にはプロの手を借りることも大事。私は首・肩・腰への疲労が蓄積しないよう月1回は整体に通っています。

ただ頻繁に通うのは難しいので、整体師の先生に教わったストレッチなどをデスクワークの合間に実践。入浴の際は10分ほど湯船につかるなど、なるべく一日の疲れはその日のうちに取るよう心がけています。

私には「80歳まで働く」という目標があるので、今後も運動や体のメンテナンスを取り入れながら、フリーランスWebライターとして長く働き続けたいです。



定期的に情報収集する

Webの業界は技術や情報のアップデートが速いので、定期的な情報収集は必須です。例えば、数年前に主流だったSEO記事は、AIの台頭により人の手で行う作業が減りつつあるなど、状況が変わってきています。

※SEO記事:Googleの検索エンジンに上位表示するための施策を打ってつくる記事

Webライターとして長く活動するためには、このような変化にも対応し、仕事の幅を広げる努力が必要です。

年齢を重ねると「今までの知識とやり方で、やれることをやろう」と考えがちですが、新しいものはなるべく取り入れましょう。そのうち発注主と話が合わなくなったり、仕事の依頼が少なくなったりする可能性があるからです。

今取り組んでいる仕事に直接関係なくても「こういうものが流行っている」「自分とは違うやり方がある」という情報を知るだけでも、時代に取り残されません。

そのため私自身も、以下のようなセミナーや講義には、積極的に参加するようにしています。
 
・興味のあるジャンルのセミナー
・好きなライターが主宰している講座
・所属しているオンラインコミュニティの講義

特に印象に残っている講座でいうと、ライター・コラムニスト佐藤友美さんの「初心者のためのエッセイ講座」やノンフィクションライター中村淳彦さんのライティング講座などがあります。

私が所属しているオンラインコミュニティの講義では、SEOライティングやインタビューライティングなど、幅広いジャンルのライティングを学べます。

自分が仕事で関わっていない種類のライティングであっても、活用できる部分は多いです。

またオンラインコミュニティでは、AIについての講義もあるので、ChatGPTやClaude(※)などの最新情報を学べるのも助かっています。

※ChatGPT:OpenAIが開発したAIチャットツール
※Claude:Anthropic(アンソロピック)社が開発したAIチャットツール


フリーランスWebライターを長く続けるためにも、積極的に情報収集をして、自分自身をブラッシュアップしていきましょう。



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今回はフリーランスWebライターを長く継続するためにやっていることを大江かこさんに伺いました。長期目線で考えると、どれも積極的に取り入れたいお話しでしたね。

Webライターには若い世代が多いので、40代からWebライターを目指す人は、同じような働き方が難しい場合もあります。

そのため疲れを残さない工夫をしたり、積極的に情報を集めたりするなど、意識して取り組むことが大切です。

これからフリーランスWebライターになりたいと考えている人は、大江かこさんのお話しを参考にしてみてください!





▶プロフィール
大江かこ
フリーランスWebライター。20年以上事務職として様々な企業で働くも、43歳でWebライターへ転身。現在はWebライター・オンライン秘書・Instagram運用代行と幅広く活躍中。人をサポートする仕事が好きです。






文=YY