女優・吉高由里子が主演を務め、平安時代に長編小説『源氏物語』を生み出した女流作家・紫式部（ドラマでの名前はまひろ）の生涯を描く大河ドラマ『光る君へ』（ＮＨＫ）。「招かれざる者」と題する第８回（２月２５日放送）では、まひろが母の仇である藤原道兼と思わぬ形で遭遇する。

■前回のあらすじ

道長（柄本佑）がまひろ（吉高由里子）への恋心を募らせる一方、まひろは道長への思いを断ち切るための手段として、散楽師にして盗賊である直秀（毎熊克哉）たち一座が演じる散楽の台本を手掛けることになる。一座がまひろの筋書きを上演すると、大衆からは好評を博すが、「右大臣家を物笑いの種にしている」と耳にした武者たちが突撃して騒動となってしまう。

ある日、道長や公任（町田啓太）ら若者たちは、現代のイギリスのポロの原型となった球技・打毬（だきゅう）に参加。試合には和歌の集いの姫たちも招待され、まひろは左大臣の娘・源倫子（黒木華）たちと見物に行くことになる。

会場には、ききょう（ファーストサマーウイカ）や、なぜか道長とともに出場する直秀の姿もあり驚くまひろだが、そこである事態に遭遇する。

■第８回「招かれざる者」あらすじ

打毬を見物した倫子たちの間では、すっかりその話題で持ち切りとなっていた。しかし、試合の日に偶然控え所を通りがかったまひろは、姫たちを好き勝手に品定めする斉信（金田哲）らの心無いことばを耳にしており、心中穏やかでない。

そんななか、宮中では道長の父・兼家（段田安則）が倒れ、意識不明となる。陰陽師の安倍晴明（ユースケ・サンタマリア）らによって祈禱がおこなわれるが効果はなく、道長ら兄弟は看病にあたる。

その折に、道長の兄・道兼（玉置玲央）が、まひろの父・為時（岸谷五朗）を訪ねて、まひろの家に突然現れる。母の仇と思いがけず対峙することになったまひろだったが･･･。

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本作は、紫式部が秘めた情熱と想像力、そして生涯心を寄せる相手となる藤原道長への想いを原動力に、変わりゆく世を懸命に生き抜いていく愛の物語。放送は、ＮＨＫ総合で毎週日曜・夜８時から、ＮＨＫＢＳは夕方６時から、ＢＳＰ４Ｋでは昼１２時１５分からスタート。