ニューヨーク生まれの高級ブランドホテル「セント レジス ホテル 大阪」(大阪市中央区)で、海外で人気の「居酒屋」をテーマにした、ユニークなビアガーデンが5月15日からスタートする。ホテルらしくアレンジされた居酒屋メニューがそろう一風変わった空間が誕生した。

◆ イメージ作りにかかった時間は…約8カ月

会場は、同ホテルの12階にある日本庭園「天空の庭」。御堂筋に面しているとは思えない落ち着いた雰囲気の庭園は、空が広く心地よい風が吹き抜ける。ホテルのロゴが入った提灯が吊られたバーカウンターには、氷が入った酒樽に高級ブランド「獺祭」の日本酒が冷やされ、半被姿のソムリエが「IZAKAYA」を演出する。

「今年は景気良くいきたいなというのがありまして、海外で流行っている居酒屋を逆輸入したイメージを約8カ月かけて作り上げました。シャンパンやビールはもちろんですが、日本酒の飲み放題もつけたことが今回の目玉になっています。みなさまに大いに楽しんでいただけたら」と、バーマネージャーは意気込む。

◆ 日本でも流行の兆し、「パリおにぎり」も

メニューは一見すると居酒屋の定番メニューだが、枝豆にはニンニクと唐辛子に山椒が効かせてあったり、大根田楽にはフォアグラがのせられていたりと、素材やソースにホテルらしい工夫が凝らされている。特にシャンパンの泡がのった「冷やしラーメン シャンパン風味」は、仕上げにさらにシャンパンが注がれる贅沢さ。シャンパンと出汁の組み合わせも新鮮で、シメの一品にぴったりなあっさりとした味わいだ。

そのほか、パリで人気を博すおにぎりを逆輸入したという「パリおにぎり」2種も用意。生ハムやオリーブの塩味を活かした海外テイストのおにぎりは、今後日本でも流行ると言われているそう。「居酒屋と謳いながらも、すべてここでしか楽しめないメニューになっています」と広報担当者も胸をはる。

『セントレジス シャンパン&ビアガーデン ー Japanese IZAKAYA ー』の開催期間は、5月15日から9月30日まで。フリーフローのコースのほか、アラカルトも豊富にスタンバイ。詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/太田浩子