伊豆箱根鉄道で先週、電力のロスがない超電導送電システムを使い電車を走らせる世界初の取り組みが行われました。

 鉄道総合技術研究所は13日から22日まで伊豆箱根鉄道で、超電導送電システムを使い世界で初めてとなる検証を行いました。

 特殊な素材のケーブルを冷やすと、電気が熱などで
失われないという仕組みを応用しました。

 今回は100メートルほどのケーブルですが、数キロのものも開発されていて、導入されれば膨大なコストがかかっている変電所の数を減らせるほか、省エネにもつながるとしています。

 担当者は変電所を維持するコストの半分ほどで、このシステムが導入できると見込んでおり、10社ほどの鉄道事業者から問い合わせがあるということです。