静岡県御殿場市にある陸上自衛隊滝ケ原駐屯地は26日、先輩隊員に殴ったり、関節技をかけたりする暴行を加え、重傷を負わせたとして、20代の男性自衛官を停職12カ月の懲戒処分としました。

 処分を受けたのは、部隊訓練評価隊評価支援隊所属の20代の陸士長の男性です。駐屯地によりますと、陸士長は2022年10月、訓練のため訪れていた山梨県の北富士演習場で、先輩自衛官の男性を複数回殴ったり、関節技をかけたりしたほか、頭突きをして、全身打撲で全治1カ月の重傷を負わせました。

 陸士長は先輩自衛官と口論になり、その場を切り上げて立ち去ろうとしましたが、先輩自衛官に呼び止められて腹を立て、暴行に及んだ、ということです。