4-3-3の仕掛け⑤サイドで前向きを作れたときのWGとSBの関係性

サイドを崩すための攻撃パターン①

相手のサイドバックに対し2対1の数的優位を作る

中央ではなくサイドで、サイドバック(SB)の選手が相手の中盤のラインを越えられたのなら、ウイング(WG)との関係性で崩していくのがいいでしょう。相手のSBに対して2対1の数的優位を作れるようにポジショニングしていきます。4-3-3のシステムはサイド攻撃を構築しやすく、WGとSBのコンビネーションだけでなく、インサイドハーフ(SH)も絡んだユニットで崩しが計算できます。WG に突破力に秀でた選手がいれば、相手SBとの1対1を作り出すのも有効な手段です。

ウイングにボールが渡ったとき ウイングにボールが渡ったとき『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』

WGに前向きでボールが渡ったとき、SBはオーバーラップをかけてサポートし2対1の状況を作る。

サイドで数的優位が作れれば一気にアタッキングサードに侵入できる!

サイドバックにボールが渡ったとき サイドバックにボールが渡ったとき『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』

SBがボールを持ったとき、一度WGにボールを預けてからインナーラップを仕掛けニアゾーンに走り込むなどが効果的。

2人だけの関係ではなくSHも含めたユニットで構築しよう。

【出典】『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』 著:林陵平