飲食店を開くには料理人見習いとして厳しい修行を積む…そんな時代はもう過ぎ去っているようです。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』で、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、飲食店をサクッと開業できてしまう新しい学び方を紹介しています。

過酷な修行はいらない? 寿司・ラーメン・うどん店をサクッと開業!

飲食業界では、次々に新店舗が出現し、注目され、行列ができています。

そのスピードは驚くほど速く、人気が出るのも超高速だと言えます。

これは、SNS時代のビジネスモデルで、昔のような経験と時間を要していないからでもあります。

飲食店を始めるには、まずは料理人見習いとして、師匠に教えを乞うことが必要です。

皿洗いから始め、食材の下処理、盛りつけ、調理などを何年にも渡って学んでいきます。

これが料理人になるための王道で、それ以外の道はほぼ無い状況でした。

しかし現代では、過酷な修行を必要としない学び方が現れたのです。

調理師専門学校もそのひとつですが、そんな時間さえ掛けずに、もっと短時間で学べる方法があるのです。

寿司を学ぶためには1カ月。ラーメンは7日間。うどんは5日間。焼肉は5日間。お好み焼きは3日間。カフェ・喫茶店は全12回。

これほどの短期間で、調理技術をはじめ、出店場所の選定、商品価格の設定、従業員の雇用、接客にいたるまで、必要なことはひと通り学べる学校や教室が存在するのです。

かなりの詰め込みですが、何年も修行することを考えれば、途中で挫折する可能性も低くなります。

また、修行は日常の店舗営業の中で、ひとつひとつ覚えていかなければならないので、効率は悪く、知りたいことを知りたい時に会得することはできません。

「師匠・先輩の技術を盗め、見て覚えろ」などとも言いますが、見て覚えるのなら、いまは「YouTube」があります。

「料理人は厳しい修行を積まなければならない」と言う人も多くいるでしょうが、はたしてそうでしょうか。

修行を積んだ人は、確かな技術を習得し、間違いのない味を提供してくれます。

しかし、美味しさには、味そのものだけではなく、驚きや感動が必要です。

見たことのないもの。美しいひと皿。

それらを生み出すのは、料理人の技術ではなく、食に対するセンスです。

何をすれば、お客さまは驚くのか。

何をすれば、お客さまは喜ぶのか。

それを熟知している人が、センスのある人です。

センスは、修行で身につくものではありません。

さまざまなものを見て、聞いて、体験して、磨き上げるものです。

料理を作ることばかりに力を入れるのではなく、あらゆる分野のことを学ぶべきなのです。

逆に言えば、発想が豊かであれば、技術は後づけでも良いのです。

理想の味を追求するために、おのずと技術は高まっていくものです。

何年も修行を積んだ人が独立しても、成功するとは限りません。

成功か否かを左右するのは、センスなのです。

お客さまを驚かせ、喜ばせるセンスを身につけてください。

いま、技術の習得に掛かる時間は節約できます。

センス磨きのための時間を取ることが、もっとも大切なのです。

image by: Shutterstock.com

MAG2 NEWS