総合建設機械レンタルの株式会社アクティオは、無人レンタカーサービス「アクスポ」(アクティオカーシェアスポット)に関するオンライン記者発表会を1月18日に開催。同日より「アクスポ」のサービスが開始された。今回の記者発表会では、アクティオ滋賀営業所と中継を結び、実際に車両をレンタルする様子や、レンタルできる車両などが紹介された。

働き方改革関連法によって発生すると言われている「2024年問題」。さまざまな業界で人手不足が起きていて、限られたマンパワーでの業務効率化と、それに伴う労働者の就業環境改善が課題となっている。

そういった中で、アクティオは建設機械の無人レンタカーサービスを開始することで、利用者の利便性を高め、生産性の向上に貢献していくとしている。また、全国へ「アクスポ」の無人化システムを横展開していくことで、週休二日制の実現や土日・祝日の無人出庫対応、夜間・早朝の無人化対応など、アクティオ従業員の就業環境の改善も目的としている。

アクティオで車両をレンタルする場合は、従来の方法では営業所でスタッフと対面して手続きを行う必要があった。利用者にとって無人レンタカーサービス「アクスポ」のメリットになるのは、貸出日、返却日ともに、365日24時間いつでも自由に利用可能という「利便性の向上」や、時間外労働時間の削減による「業務の効率化」。これまでは早朝作業では前日に車両をレンタルする必要があったが、当日にレンタルすることができるため「自由なレンタル&返却」といった点が挙げられる。

レンタルできる車種は店舗と同じく、橋梁点検車や散水車、ダンプカー、高所作業車、ライトバンなど。レンタカーと聞くと、乗用車のイメージを持つかもしれないが、アクティオではさまざまな建設車両などを貸し出している。また、橋梁点検車などは夜間に作業で使用する場合があるため、アクティオの店舗が開いていない時間帯でのレンタル&返却が可能なため、利用者にとって大きなメリットになりそうだ。

「アクスポ」を利用するには、まず「アクスポ」を展開している営業所へ問合せて、専用の申込用紙に記入。数日後、会員カード、QRコードが発行され、そして事前登録完了という流れになっている。次に、電話で車両を予約し利用可能になり、貸出日、返却日は24時間365日の自由な日程を選択できる。

予約指定日時に会員カードまたは QRコードを持参してアクスポへ来店、鍵管理機に会員カードまたはQRコードおよび免許証をタッチすると指定キーを取り出すことができ、車両をレンタル可能になる。業務終了後、レンタカーをアクスポの空いているスペースに駐車し返却、鍵管理機に会員カードまたはQRコードおよび免許証をタッチしキーを返却、という手順でレンタル&返却ができる。