トリプルアイズは、価値ラボ(宇都宮市)から医薬品卸クラウド販売管理システム「PRISM」事業を7日付で取得した。「PRISM」はジェネリック医薬品卸の販売管理に特化したブラウザ上で動作する基幹業務アプリケーションで、ジェネリック医薬品市場におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)領域の拡大を狙う。取得価額は非公表。

PRISM事業は2019年にスタートし、30社以上の導入実績がある。ロット管理や使用期限管理、劇薬・毒薬などの分類管理といった業界特有のルールにのっとった販売管理・在庫管理をクラウド上で実現。医薬品業界データ交換システム(JDNet)などの業界共通のデータ連携(EDI)機能を標準搭載しており、従来の手入力による伝票作成などの事務作業を削減できるという。

トリプルアイズは価値ラボと協業する形で、PRISMの開発・運用に携わってきた経緯があり、今回の事業取得につながった。