車いすの修理をボランティアで行っている愛知県の企業の社員たちが、5月17日に岩手県宮古市の高校を訪れ、生徒に修理の方法を伝える特別授業を行いました。

17日は自動車の部品を製造する愛知県の会社「豊田合成」の社員でつくる「車イスドクターズ」が宮古商工高校を訪れました。

普段は福祉施設などで活動している「車イスドクターズ」は、復興支援の一環で2015年から毎年この学校で特別授業を行っています。

17日は機械システム科の3年生2人が、古い車いすのタイヤをノーパンクタイヤに交換する手順を体験しました。

通常より硬いタイヤに少し苦戦しながらも真剣に修理に取り組んでいました。

豊田合成株式会社・車イスドクターズ 阿部義徳さん
「こういった技術は、今のうちに身に付けておくと自分のものになるから、色々なところに出ていった時に役に立つようなことを覚えてほしい」

宮古商工高校では普段から古い車いすを修理し海外に寄付する活動を行っていて、今後も週に一度、授業で修理に取り組むということです。