展覧会「第30回 彩遊季(さいゆうき)展」が5月2日〜6日の5日間、熱海市指定有形文化財「起雲閣」(熱海市昭和町)ギャラリーで開かれた。(熱海経済新聞)

 30回を記念した「寿」をテーマにする短冊の作品(関連画像5枚)

 熱海出身・在住の日本画家・坂本武典さん主宰の「アトリエブデン絵画教室」が主催する同展。1997(平成9)年、坂本さんが20歳の時に初めて開き、今回で30回目を迎えた。

 教室に通う生徒のうち、中学生から90代までの生徒18人が制作したハガキ絵から20号の大型作品まで約100点を展示。全生徒の共通作品として、30回を記念した「寿(ことはぐ)」をテーマにする短冊の作品も並べた。

 坂本さんの作品「十薬(どくだみ)咲く」「不二越雲龍図」のほか、歌手・橋幸夫さんの作品や元熱海警察署長・本間章浩さんの作品も展示した。

 坂本さんによると、会期中、1000人を超える来場者があったという。坂本さんは「生徒の作品は、瞬間瞬間を切り取り、伸び伸びと明るい作品となっている。これからも生徒の発表の場として展覧会を続けていきたい」と話す。