福岡国際空港が5月13日、国際線旅客ターミナル3階出発ロビー中央エリアに自動手荷物預け機(Self Bag Drop、以下SBD)を14台導入し、供用開始する。(博多経済新聞)

 これまで同空港では、自動チェックイン機でチェックイン済みの客も、手荷物を預け入れる場合航空会社カウンターで手続きが必要だった。多客期には最長で30分ほどの待ち時間が発生していたといい、SBDを導入することで手続き時間の短縮につなげる。

 利用の際は、SBDエリアの手前に設置された自動チェックイン機で手荷物タグを発行し、タグを手荷物へ貼付した上で預け入れる。預け入れ可能な手荷物サイズは、最小が長さ30センチ、幅20センチ、高さ5センチ、最大が長さ86.5センチ、幅50センチ、高さ70センチ。重さは、0.5キロ以上32キロ未満。利用可能時間は、搭乗する便の出発時刻3時間前から1時間15分前まで。案内係を配置し、利用に不慣れな客のサポートも行う。SBD導入に先立ち、3月に自動チェックイン機を26台から38台へ増設した。

 SBD導入時の利用航空会社は、チャイナエアライン、シンガポール航空、タイ国際航空の3社を予定する。今後も対象航空会社の拡大を目指すという。