国産フルーツなどをソフトクリームに盛り付けるソフトクリーム専門店「いつでもアイス」(彦根市高宮町)が5月15日、オープンする。(彦根経済新聞)

 (左から)フルーツだらけ、チョコオレオ=「いつでもアイス」

 経営は長浜市で湖北産・滋賀県産の米を中心に農産物を販売しているエース物産(長浜市)。社長の荒木順平さんは農産物の販路拡大を検討していく中で、果物や農産物を加工して販売することにたどり着いたという。そこで、老若男女問わず好まれるソフトクリームに着目。盛り付けに国産フルーツなどを使い、テイクアウト専門で出店を決めた。学生や仕事帰りの人も立ち寄れるよう、22時までの営業時間にしたという。

 店舗面積は約10坪。段差をなくし、車いすやベビーカーでも入りやすくしている。グレーの色味と木を使ったシンプルな店内は、客が商品の写真を撮る際の「映え」を意識し、色合いやロゴの配置にこだわったという。ベンチを設置し、店内でも食べられる。券売機で食券を購入すると自動で厨房(ちゅうぼう)に注文が入る仕組みで、接客に注力できるよう工夫する。

 メニューは、季節のフルーツを中心に盛り付ける「フルーツだらけ」(800円)、オレオとチョコレートを使う「チョコオレオ」(700円)、きなこと抹茶2種類のわらび餅と小豆が入った「わらび餅」(650円)など常時約29種類以上をラインアップするほか、トッピングも用意する。

 店舗責任者の関田友伊子さんは「果物をふんだんに使っているので、すっきりした味わいのものが多い。甘いものが苦手な人でも喜んでもらえるのでは。幅広い世代の人に来てもらえれば」と話す。

 荒木さんは「長浜で無人店舗の冷凍スイーツ販売は行っているが、彦根に店を構えるのは初めてで、市場調査から、必要な機械の選定までゼロから取り組んだ。今も日々勉強中」と話す。「午後営業なので、学校帰りや仕事帰りに、一息つきに立ち寄ってもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は15時〜22時。