飯田の夏の恒例イベントとなっている「いいだ人形劇フェスタ」の今年のポスターと参加証ワッペンのデザインが決定し、4月26日に発表された。(飯田経済新聞)

 今回のポスター、ワッペンのデザインは昨年10月から公募し、日本全国から寄せられた48点の応募作品の中から飯田市在住のグラフィックデザイナー、角田久美さんの作品が選ばれた。角田さんは「人形劇フェスタに関わる人たちや観客が、フェスタの感動や高揚感からハイタッチする様子をデザインした。イベントやキャラクターの手作り感や、人と人との関わりやつながりも感じていただければ」と期待を寄せる。

 同フェスタの今年のテーマは、上演する劇団、裏方で支える人、観客らの新たな始まりを意識した「やろうよ みんなで」。8月1日〜4日の4日間の日程で、飯田市全域のほか下伊那郡町村の約140の会場で人形劇の上演を予定する。

 ここ数年はコロナ禍の影響で海外劇団の参加を絞っていたが、今回は台湾、韓国などアジア圏に加え、オランダ、ハンガリー、イタリアなどの劇団の参加も決まっている。

 その他、同市中心市街地を子ども劇団やプロの劇団が人形を手にしてパレードを行う「わいわいパレード」や、人形作りや操作をプロから教わる「わくわくワークショップ」など、上演以外のイベントも行う。

 参加証ワッペン(3歳以上、700円)や有料公演の観劇チケットは7月7日から、飯田文化会館(飯田市高羽町5)など市内各所で販売。