「第22回深谷こども国際まつり 〜MEET! For the next future〜」が5月25日、深谷市民文化会館(深谷市本住町)と城址公園で開かれる。主催は社会福祉法人深高会。(熊谷経済新聞)

 夢風船で花の種が届いた人からの手紙。園児との文通は今も続いている

 深谷市内に4つの保育園を運営する同法人の恒例イベント。海外を知る大切さを子どもたちに伝えたいと1999(平成21)年から、世界各国から子どもゲストを招いて交流してきた。「言葉が通じなくても、気持ちは通じ合える」を合言葉に、国際交流の機会を提供する。今年は同法人創立70周年を記念して過去最大規模になるという。来日する3団体でセントポールクリスチャンスクール(グアム)、セッピョル幼稚園(韓国)、NUBES児童合唱団(同、旧韓国アカデミー少年少女合唱団)の子どもゲストと関係者は、一部園児宅へのホームステイを予定する。

 当日は、大ホールで、ソプラノ歌手・後藤瑞実さん、深谷保育園、深谷西保育園、深谷藤沢保育園、深谷上柴保育園の年長児が日本、グアム、韓国の踊りを披露するほか、3団体も出演。参加者合同で70周年記念友好曲「Meet」の発表も予定する。

 大ホールのステージ終了後、城址公園に地元の飲食店が飲食ブースのほか竹馬やベーゴマ、折り紙など日本の伝統的な遊びを紹介するブースを用意。子どもも大人も交流できる機会を提供する。特設野外ステージでは三上隼さんのライブも行う。「10年後の自分に宛て手紙を書く」コーナーを設け、その場で書いた手紙を誰でも預けることができる「タイムカプセル」も企画。イベント終盤には、花の種を付けた3000個の風船を空に放すバルーンリリース「夢風船」も行う。

 統括副園長の後藤慈明さんは「長年の活動がつながって70周年を迎えることになった。コロナ禍でイベントが縮小されたが、地域の協力を得ながら、このイベントを次世代へ継承していきたい」と園児と保護者だけでなく卒園生や地域の人など幅広い世代に参加を呼びかける。

 開催時間は10時〜15時。入場無料。