ラーメン店「名古屋辛麺 鯱輪(しゃちりん) 熊本市役所裏店」(熊本市中央区手取本町)が熊本・手取本町にオープンして、5月1日で2カ月がたつ。(熊本経済新聞)

 名古屋辛麺鯱輪 熊本市役所裏店、メニューと店舗

 名古屋市中区内に本店がある「名古屋辛麺 鯱輪」がフランチャイズ展開するラーメン店で、熊本県初出店。

 店主の赤木彩水さんは23歳。「名古屋の本店で鯱輪のラーメンを食べたときにおいしくて、熊本にもあればいいのに、と思ったのが始まり」と話す。飲食業の経験はなかったが、鯱輪がフランチャイズ加盟店を募集していることを知り、一念発起したという。

 出店を決めてからは、宮崎県にある直営店で修業するなど1年間かけて準備した。「ラーメン店は力仕事も多く、最初は大変だった」と赤木さん。大きな寸胴鍋や中華鍋などの扱いに苦労しながらも、「一度決めたことを途中で投げ出したくない」と修業を続けたと振り返る。

 看板メニューは「旨(うま)辛にんにくラーメン」(850円)。「名古屋発祥の台湾ラーメンと、宮崎辛麺をアレンジしたようなラーメン。豚、鶏、野菜を強火で長時間煮込み、程よく乳化した甘味のあるスープに、辛味・甘味・香味の3種類の唐辛子をブレンドしている」という。ラーメンメニューは辛さが特徴の「旨辛にんにくラーメンこんにゃく?」(900円)、「辛麺二郎」(1,150円)、「旨辛赤まぜそば」(960円)のほか、唐辛子を使用しない「醤油(しょうゆ)ラーメン」(850円)、「まぜそば」(960円)を用意する。

 赤木さんは「熊本にはないジャンルのラーメン。まずは『こんなラーメンがあるんだ』と知ってもらい、何度も足を運んでもらえるような店にしていければ」と意気込む。

 営業時間は11時〜15時(スープがなくなり次第終了)。日曜・祝日定休。