絵本の内容を基にディスカッションや法話を行う「えほん寺ピー」が5月12日、高松の慈照寺(高松市由良町)で開かれる。(高松経済新聞)

 慈照寺

 昨年2月に始まり、3回目となる同イベント。テーマに沿った絵本を読み聞かせし、その内容を基にグループディスカッションを行う「絵本セラピー」に仏教の教えを説く法話を取り入れた。絵本セラピストとして活動する三谷厚美さんを招くとともに、同寺住職の秋山和信さんが法話を行う。

 今回のテーマは「ありのままの自分を受け入れる」。自身も絵本セラピストで同寺坊守の秋山美智子さんは「絵本は子どものものと思われがちだが、年を重ねることで自分の経験になぞらえた感想が出てきたり、背景の絵に注目したり、子どもの頃には出てこなかった多様な感想も生まれる。『心の中にあることを話してください』ではハードルが高いが、『絵本を読んだ感想を話してください』だと話しやすくなるはず。忙しい毎日の中で自分の心を見つめ直す機会になれば」と話す。

 開催時間は14時〜16時(開場は13時30分)。参加費は2,000円。ウェブフォームで申し込みを受け付ける。