和歌山県産「湯浅しょうゆ」を使った即席カップ麺「ニュータッチ凄麺(すごめん)和歌山中華そば」の販売が5月13日、全国の量販店などで始まった。製造・販売は食品メーカー「ヤマダイ」(茨城県)。(和歌山経済新聞)

 スープの素材・配合を見直し、液体1包から粉末と液体の2包に変更した「ニュータッチ凄麺和歌山中華そば」

 「湯浅醤油(しょうゆ)」(湯浅町湯浅)が杉だるで熟成させた「湯浅醤油 蔵匠(くらのたくみ) 樽(たる)仕込み」をスープに使った同商品。麺は中細ストレート麺で、チャーシューとかまぼこ、メンマが付く。同商品が和歌山県とタイアップするのは2014(平成26)年の販売開始以来2回目になる。同社によれば、豚骨ベースにしょうゆだれを利かせたスープが特徴の「和歌山中華そば」を再現するため今回は、スープの素材・配合を見直し、液体1包から粉末と液体の2包に変更したことで濃厚な豚骨感を強めたという。

 タイアップ窓口の和歌山県食品流通課は企業との商品開発を通じて県産食材をPRすることでイメージアップとファン作りに取り組んできた。今回もSNSで和歌山県オリジナルグッズや「ニュータッチ凄麺」セットを進呈するなど、商品の認知度向上に力を入れる。

 同課の木村夏純さんは「和歌山の中華そばはドロッとするくらい濃厚な味わいの豚骨しょうゆが特徴だがスープを飲み干せる。リニューアル後もパッケージは変えずに和歌山を強くアピールしている。ぜひ新しい味を試してほしい」と呼びかける。

 価格は275円。