イベント「吉部ほたるまつり&マルシェ」が6月1日、宇部の吉部小学校旧校舎(宇部市東吉部)で開かれる。(山口宇部経済新聞)

 過去の様子

 15年前から「夢ゆめクラブ吉部の郷」が行ってきた「吉部ほたるまつり」を2年前に「うべの里生徒会」が引き継いだが、今回初めて実行委員会を立ち上げて開催する。

 同会生徒会長の柳ちえみさんは「夢ゆめクラブや生徒会のメンバーだけでなく、多くの地元の方々が協力してくれて、これまで以上に厚みのある内容になった。それぞれの得意分野が集結し、ほかにはない独自のイベントになると思う」と話す。

 当日は、吉部の特産品「ゆうれい寿司」や「米まんじゅう」、地元の新鮮野菜などを販売するほか、キッチンカーや弁当、ハンドメイド雑貨など約30店舗が出店してマルシェを盛り上げる。

 「ほたるかご」や「うちわ」を作るワークショップや、万倉在住の阿野正義さんによるマジックショー、吉部の特産品が当たるビンゴ大会(無料、限定300枚)なども実施する。

 20時からは「夢ゆめクラブ吉部の郷」によるホタル観賞会を行い、先着500人に「ほたるマップ」を無料配布する。鑑賞会は、同会場から藤ケ瀬川沿いを歩く全長1100メートルのコースで、吉部小学校の児童が作った「竹灯籠」をコースに飾る。

 実行委員長の吉部八幡宮・野村清風宮司は「吉部地区の豊かな自然との共生や調和を一番のテーマに掲げ、吉部独自の祭りにしていきたいし、子どもたちにもそういうものを見せていきたい。当日はぜひ浴衣を着て来場し、この時期ならではの風情も感じてもらえたら」と話す。

 当日は、宇部市交通局がツアーバスを運行する(定員30人、ゆうれい寿司付きで1人3,800円、要事前予約)。

 マルシェの開催時間は16時〜20時。小雨決行。問い合わせは「吉部ふれあいセンター」(TEL 0836-68-0001)まで。