映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』 (11月23日公開)が、”埼玉県民の日”を祝して県内各地で行われるイベントに登場!埼玉県庁オープンデーのコラボステージには、前作『翔んで埼玉』(19)に引き続き主演を務めるGACKT、二階堂ふみが大野元裕埼玉県知事と共に参加した。
 
空前の“埼玉ブーム”を起こすヒット作となった前作は、日本アカデミー賞では最優秀監督賞を含む12部門を受賞。続編となる本作では、埼玉解放戦線の活躍により平穏な日常を手に入れた埼玉が、早くも「埼玉に海を作る」という次の野望へと突き進む。舞台を関西へと広げ、無駄にド派手なスケールの映画完全オリジナルストーリーで、天下分け目の“東西ディスり対決”を繰り広げる。

GACKTは前作のヒットについて「当たるとは思っていなかったので、(日本)アカデミー賞ノミネートには『なにを血迷っているんだ』と思っていて(笑)。(授賞式の時には)僕たちのテーブルだけ賞は獲っちゃいけないだろうという雰囲気が漂っていました」とニヤリ。作品の名前が呼ばれるたびに「それはダメだろう」と思っていたのが4年前とし、「それもすべてここにいる埼玉の方のバックアップがあったから。本当に感謝しています」と直接埼玉県民にお礼の言葉を伝え、大きな拍手を浴びていた。

「2作目を作ってしまいました…」と切りだしたGACKTが企業やいろいろなところに迷惑をかけて作ったため「おそらく公開中止になると思います」と断言すると会場は大爆笑。「少しでも早く観てください。決してSNSなどに(感想を)載せないように」と念押ししたGACKTは「感想は胸のなかに秘めたまま、お蔵入りとさせていただきます」とコメントし笑いを誘っていた。

二階堂も前作の反響に触れ「想定以上に大ヒットしてしまって…。(おかげで)パート2はとても羽振りのよい作品になっています」とアピール。「パート1から2の間にコロナなど世界的にも大変なことがあったりしましたが、いまだからこそ多くの人に届けたい作品になりました」と話した二階堂も「それもすべて埼玉県民の方のおかげです」と感謝を伝えていた。

「作品は僕たちだけでは完成しない」と語ったGACKTは「映画館で知らない人たちと(一緒に観て)、拍手をしたり、笑ったり、共感したりするなかで、初めてこの作品は完成するんじゃないかと思っています。なので、皆さんの力でこの作品を完成させてほしいと思っています」と映画館での鑑賞を呼びかける。二階堂も「スケールの大きい作品になりました。映画館で楽しむべき作品です。劇場で大きなスクリーンで映画を観て、お腹から笑ってみんなで感動をシェアしていただければと思っています!」と映画館で観るべき映画であると笑顔で念押しした。

埼玉県のおすすめスポットは「秩父」と答えた二階堂。秩父がかなりお気に入りのようで、日帰りで行ったり、母親と旅行で訪れたりもするという。GACKTは「さいたまスーパーアリーナ」とミュージシャンらしいおすすめスポットを挙げる。自身の思い出として26歳の時にバンドからソロになり、初のソロライブ 「Gackt Easter Live〜復活〜」を大宮アルシェで行ったことにも触れ、「あれ以来、アルシェには行ってないけれど…」と懐かしそうに振り返ったGACKTは「せっかくなので、『こんないいところがある!』というおすすめの場所を教えてほしい」と会場に集まった観客にリクエスト。MCがゆかりがあるという「行田市」をおすすめするも「行田はなにもない!」とGACKTから鋭いツッコミが。すると会場に集まった埼玉県民から大きな拍手が沸き起こり、ディスられても盛り上がるという『飛んで埼玉』らしい反応でGACKTと二階堂を笑わせていた。

取材・文/タナカシノブ