日銀金沢支店は北陸の景気について、能登半島地震の被災地で観光業を中心に休業が長期化するなど、地域格差が際立っているとしています。

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日銀金沢支店の吉濱久悦支店長は個人消費について、宿泊施設を中心に「北陸応援割」や、北陸新幹線敦賀延伸の開業効果も重なり、能登の被災地を除けば関東圏を中心に県外客の需要が好調としました。


一方、被災地では一定の復興関連需要があるものの、同じ北陸3県でも格差が拡大しているとの認識を示しました。

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日銀金沢支店・吉濱久悦支店長
「地震の被災地域ではいまだ日常生活に支障が生じ、観光業は休業の長期化を余儀なくされるなど、被災地域とそれ以外の地域の違いが際立っている」

こうした点を総合的にみた北陸の4月の景気判断について、全体としては持ち直しの動きがみられるとして、去年10月以来、6か月ぶりに判断を引き上げました。