全国の特産品を国が地域ブランドとして保護する制度で、伊豆諸島の麦こうじを使った「東京島酒」が、保護される焼酎の産地として新たに指定され、3月29日蔵元に伝達されました。

GI=地理的表示制度は、伝統的な生産方法や特定の原料でつくられた全国の特産品に対し、国税庁が産地の表示を認め、「地域ブランド」として保護する制度です。

今回、指定されたのは伊豆諸島の焼酎「東京島酒」で、焼酎のGI指定は鹿児島の「薩摩」以来、18年ぶりで5件目となります。

「東京島酒」は八丈町や大島町などの伊豆諸島が産地で、島の麦こうじや水を使った豊かな麦の香ばしさに加え、コクや旨味が評価されました。八丈町の蔵元で東京島酒を作る小宮山さんは、今回の指定を「東京島酒」の魅力を広めるきっかけにしたいと期待を寄せています。

八丈興発 小宮山社長:「東京はおいしものが全国、全世界から入ってくる一大消費地だと思う。東京にも東京に関したものがある、それが「東京島酒」ということを知って頂きたい」